壁打ち音楽日記

おんがく好きが、誰に言うでもなく呟きまくるところ

もし子どもに伝えるならどうする?

もし、子どもが「自分の未熟さゆえに出来ないこと」に対して癇癪を起こしていたらどうする?

もし、子どもが友だちと喧嘩して仲直りできないでいたら、なんで声をかける?

例えば、失敗して落ち込んでいたら?何かを他人のせいにして、自分の言動を全く反省していなかったら?

こういう時って、大人であっても自分でなかなか気持ちの整理ができないし、事実と向き合うのはつらい。

それを「こういう場面で子どもに声をかけるなら?」と仮定して考えると、出来事を客観的に捉えられるから良いかもって思った。

普段から自分にかける言葉が厳しいと、その分だけ人にも厳しくなる。未熟なものに対する声かけも、本来そのものを伸ばすための後押しの言葉ではなくて、未熟なことを責め立てる言葉になる。

最近の私は、自分を労り励ます気持ちが吹き飛んで、自分を叱咤叱咤、とにかく叱咤し続けて、いつの間にか気持ちがささくれていた。

何かに詳しくなると自分の未熟さが昔よりも色濃く見えてきて、時間の掛け方や取り組み方にもだんだん許せない部分が増えてくる。どうやら無知なときよりも詳しくなってからの方が、心のバランスを取るのが難しくなるようだ。

昔は例えば両親に「すごいじゃん」と言われた言葉をそのまま鵜呑みにしてこれたけど、いろんなものを知ってしまうと、その「すごいじゃん」の一言が信じられない。「お世辞でしょ?」「実際まだまだだけどね」とかいう冷たい言葉で、自分の気持ちを谷底に突き落とす。

詳しくなってからの方が、楽しく続けることは難しい。

生きれば生きるほど、道の険しさや己の未熟さを知るから、謙虚になるし、自分に厳しくもなる。

その分だけ、他人を伸ばす言葉、自分を後押しする言葉を、自分の辞書にたくさんインプットしないといけない。

ということを意識しないとな。