壁打ち音楽日記

おんがく好きが、誰に言うでもなく呟きまくるところ

うらやましくて

ひとりごとのように身の回りの出来事や自分の考えを文章にしているものに惹かれて、うらやましくなったので書きます。

たぶんじめじめしたことばかり書くと思います。

私は、趣味で曲を作っています。

曲を作る前は、楽器を演奏していました。

でも、楽器を演奏するのはやめました。

ひとつには、自分の中の理想が高すぎるけど、それを実現するスキルがなくてうまく演奏できない。それが許せなかったから。

あと、こちらの理由がとても大きかったのですが、周りには私より演奏がうまいし、私より楽器を好きでいる人がたくさんいたから。

演奏技術にはもともと劣等感しかなかったので、18歳の頃は平日はもちろん朝から晩まで、土日もみんなが遊んでる間に部屋にこもって練習してた。15時くらいに楽器を置いて練習室のパイプ椅子で昼寝したりして。

でも、私は楽器がそんなに好きじゃなかった…というか、憎かったというか…時間の割にうまくならなかったからかな?「自分が演奏する楽器を、周りの人たちよりも好きか?好きになれそうか?」と自問し続け、それで悩んだ末に出た結論がNOだったので、演奏するのをやめました。

泣きながら決断して、「何も結果が出てないのにやめるなんて!この先何をやっても大成しないぞ!」と師匠に怒られながら、楽器を実家の納戸に封印しました。

食っていくための仕事に就いて、一刻も早く自立したくて、その後の4年間は楽器に触らないまま、就職して、今に至ります。

純粋に自分の未熟さを認め、何かに憧れを抱きながら練習し、自分が少しずつ上手くなることを喜びながら進んでいけるのはすてき。

自分より若い皆さんが趣味としてでもなんでも、何かに憧れながら楽器の演奏を楽しんでいる姿は、当時の自分には無いものの塊。なので、まぶしくてうらやましくて、どうかそのまま楽器も音楽も演奏することも、全てを好きでいてほしいなぁと思います。